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北海道電力、水力発電所を更新して出力アップ 旧設備の一部を流用

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北海道電力、水力発電所を更新して出力アップ 旧設備の一部を流用

北海道電力は、上川郡新得町にある岩松発電所の老朽化に伴い、これまで発電に利用できなかった水力を活用できる新規設備を備えた水力発電所「新岩松発電所」を建設し、2016年1月27日に営業運転を開始した。

(写真左)発電機 、(写真右)水車室

(写真左)発電機 、(写真右)水車室

導水路と調圧水槽はそのまま利用

新岩松発電所は、十勝川を用いたダム水路式水力発電所。水車は縦軸フランシス式で、最大出力は16,000kW。着工は2013年7月。同発電所は、旧岩松発電所と比べ、発電電力量は年間約1000万kWh増加すると想定されている。これは一般家庭約3,200軒分の電力消費量に相当する。同発電所が営業されると、年間約3,400トンのCO2排出削減効果が見込まれる。

旧発電所の既設導水路と調圧水槽はそのまま利用し、下流の水圧管路・発電所・放水路・放水口を新たに設置した。これまでは融雪期や降雨出水時に発電所の最大使用水量以上の河川水がダムへ流入し、発電所へ導水せずダムから河川へ直接放流していた。今後は、そうした岩松ダムからの余水放流を有効活用し、最大使用水量を増加させることにより、最大出力を増加させる。

新岩松発電所位置図

新岩松発電所位置図

発電所付近概要図

発電所付近概要図

旧岩松発電所について

岩松発電所は戦前に日本発送電が十勝川水系の電源開発計画を進めるために建設され、1947年から運転を開始していた。ダム本体は老朽化のため、1970年にコンクリート補修工事、1995年から1998年に水門新替工事が行われた。当時の最大出力は12,600kW。現在は運転が終了し、設備の中でも水圧管路・発電所・放水路は2016年12月に完全撤去される予定。

北海道電力は、地球環境と地域のエネルギーセキュリティに配慮しながら長期的な電力の安定供給を確保するため、これまで利用されていなかった水力エネルギーを有効活用する中小水力開発に現在取り組んでいる。

【参考】
北海道電力 - 新岩松発電所の営業運転開始について

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