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福島県南エリアで「電源接続案件募集プロセス」スタート 発電事業者を募集

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東北電力は1日、福島県南エリアにおいて、発電設備などの連系に伴う系統増強費用の共同負担事業者を募集する「電源接続案件募集プロセス」を開始したと発表した。

この募集プロセスは、同エリアにおいて、同社系統へ連系を希望する事業者から、募集プロセスの実施を求める申し込みがあったため開始したもの。現在、同社では応募の受付・入札方法・手順などを記載した募集要領を作成している。募集要領は、同社にて作成後、電力広域的運営推進機関に提出・了承を得て確定次第、公表する。

募集要領の公表は8月上旬頃、説明会の開催・応募の受付開始は8月下旬頃を予定。その後、入札等を経て、2017年5月下旬に電源接続案件募集プロセスの結果を公表する予定。

プロセスが始まると他の接続検討などは保留に

募集プロセスが完了するまでの間は、系統状況が確定しないことから、募集プロセスに参加しない事業者からの当該エリアにおける発電設備(特別高圧・高圧で連系する案件)の事前相談・接続検討については、募集プロセス完了後の回答となること等、通常とは異なる取扱いとなる。

募集プロセスを開始する福島県南エリアは下記のとおり。福島県白河市の一部、東白川郡棚倉町・矢祭町・塙町の全域、東白川郡鮫川村のほぼ全域、石川郡浅川町のほぼ全域、石川郡石川町の一部、西白河郡中島村の一部。

また、具体的な募集対象エリア、今後の実施スケジュールおよび事業者向け説明会の開催予定等の募集プロセスに関する情報については、同社ホームページ内専用ページ(電源接続案件募集プロセス状況マップ)において、随時通知していく。同社管内で募集プロセスを開始するのは本件で4件目となる。

工事費負担金の考え方

通常の負担方法(3年ルール)は、先行事業者が工事費負担金を一旦全額負担し、後続事業者が容量按分した金額を、先行事業者に返還する方法である。一方で、「募集プロセス」においては、負担額は入札金額(入札単価×契約電力)となる。これにより、先行事業者の初期投資の負担が軽減されるとともに、事業性の見通しが立てやすくなるなどのメリットが期待される。

募集プロセスによる負担方法

優先系統連系希望者決定方法の例

先着優先ではなく、「募集プロセス」に参加する発電事業者が受電電力1kWあたりの工事費負担金額(入札単価)を入札する。募集容量に達するまで、原則として、入札単価が高い順に発電事業者さまを優先系統連系希望者として決定し、その優先系統連系希望者の入札総額([入札単価×容量]の総額)が系統増強に必要な工事費以上となった場合、入札が成立する。ただし、優先系統連系希望者の入札総額が系統増強に必要な工事費を下回った場合には、募集プロセスは不成立となり終了する。具体的には個々の募集プロセスにおける募集要領において規定する。

電源接続案件募集プロセスとは?

再生可能エネルギー発電事業者が発電設備などを電力系統に連系するにあたって、特別高圧系統の増強が必要となり、系統連系に必要な工事費負担金が高額となる場合がある。この場合、事業者の希望等により、工事費負担金を共同負担する近隣の発電事業者(電源接続案件)を募ることができる。この系統増強費用を共同負担する事業者を募集することを「電源接続案件募集プロセス」という。

この募集プロセスは、2015年4月1日に発足した電力広域的運営推進機関により新たに制定された系統アクセスのルールである。

【参考】
東北電力 - 「電源接続案件募集プロセス」の開始について

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