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フッ素・ホウ素などの排水基準、畜産農業・下水道業など8業種で強化

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環境省は6月16日、水質汚濁防止法における暫定排水基準について、「粘土かわら製造業」での一般排水基準への移行、「畜産農業」や「下水道業」など7業種での規制強化を含む省令の改正について発表した。

改正されたのは以下の3点。

  1. 現在暫定排水基準が設定されている13業種のうち、1業種(粘土かわら製造業)は暫定排水基準から一般排水基準へ移行。
  2. 残る12業種のうち7業種は、一部の項目について現行の暫定排水基準を強化。
  3. その他5業種は現行の暫定排水基準を維持し、適用期限を3年間延長。

基準が変更される業種

  • 粘土かわら製造業
  • 畜産農業
  • ほうろう鉄器・うわ薬製造業
  • 電気めっき業
  • 貴金属製造・再生業
  • モリブデン化合物製造業
  • バナジウム化合物製造業
  • 下水道業

猶予としての「暫定」基準が厳しくなっていく

2001年7月1日より水質汚濁防止法に定める有害物質のうち、ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物(以下「硝酸性窒素等」という。)については、以下3点の一般排水基準が適応された。

  1. ほう素及びその化合物:10mg/L ※1(230mg/L ※2)
  2. ふっ素及びその化合物:8mg/L ※1(15mg/L ※2)
  3. 硝酸性窒素等:100mg/L

※1:海域以外の公共用水域に排出されるもの。 ※2:海域に排出されるもの。

その際、この基準に直ちに対応することが困難な40業種には、3年間の期限で暫定排水基準が設定された。その後3年ごとの見直しを経て、現在13業種については、いまだ暫定排水基準が設定されている。

今回の改正は、現行の暫定排水基準が2016年6月30日をもって適用期限を迎えることから、期限後に適用される基準について定めるもの。

また、改正に先立ち2016年3月22日(火)から2016年4月20日(水)に「ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物に係る暫定排水基準の見直し案」に対する意見募集を実施した。温泉分野3件、工業分野1件の合計4件(3個人及び団体)の意見が寄せられた。結果や、意見に対する環境省の考え方は下記リンクを参照。

【参考】
環境省 - 「排水基準を定める省令の一部を改正する省令の一部を改正する省令」の公布

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