> > 学校給食で食品リサイクル 環境省がえらぶ食育×循環型社会のモデル事業2件

学校給食で食品リサイクル 環境省がえらぶ食育×循環型社会のモデル事業2件

記事を保存
学校給食で食品リサイクル 環境省がえらぶ食育×循環型社会のモデル事業2件

地産地消を推奨する千葉県木更津市のモデル

環境省は6月30日、学校給食で発生する廃棄物の3Rの促進のため、地域と学校が連携して食育・環境教育活動に取り組むモデル事業を実施すると発表した。

今回採択された地域は京都府宇治市と千葉県木更津市の2市。本事業は2015年度より行っており、今年で2年目。本事業では他の地域の参考となるモデルケースを形成しつつ、事業の効果の検証などを行う。


千葉県木更津市 給食残滓を肥料にして地元の食材を育てる

千葉県木更津市は資源循環型の事業モデルを提案している。

まず、学校で食べたゴミをリサイクル業者が堆肥化する。そして、その堆肥を地元の生産者が肥料として活用する。その肥料で育った作物を学校で食べる、というサイクルだ。

本事業モデルのメリットは学校食材の運輸コストを下げられるという点と、廃棄するゴミの量を抑制できるという点。地元で採れた作物は学校に輸送するのも容易なうえ、地元の活性化にも繋がる。また、堆肥化した食材をそのまま農業従事者に渡すことで、ゴミの発生を削減することができる。

京都府宇治市 フェスタ形式で自発的な食育を行う

宇治市は「食べきりフェスタ」と題した食育プロジェクトを実施する。

そのフェスタでは、食品ロスの映画を見たり、各クラスの取り組みをパネル展示したり、模擬店で野菜を販売したりする。また、給食残滓を利用して栽培されたじゃがいもで料理を作る。

本フェスタで学校は生徒の意識改革による食べ残しの削減を、地域はごみの削減と循環型社会の構築を、それぞれ図っている。

給食残滓による食品廃棄が増大

環境省では、6月に食品廃棄物の発生量やその処分量について推計した食品廃棄物などの利用状況を取りまとめて公表した。2013年度推計によると日本の食用仕向量8339万トンのうち、食品関連事業者から排出される事業系廃棄物と有価物の計は1927万トン。うち可食部分と考えられる量は330万トンだ。

【参考】
環境省 - 学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進モデル事業の決定

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.