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京都リサーチパーク9号館、Green Building認証取得 環境性能を不動産価値に

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日本政策投資銀行(DBJ)は4日、大阪ガスグループの大阪ガス都市開発が保有するオフィスビル「KRP9号館」(京都府京都市)に対して、テナントの事業継続・発展を支援する環境配慮型ビルとして評価し、DBJ Green Building認証を付与したと発表した。

1989年に大阪ガスの京都工場跡地に全国初の民間運営による、起業等の支援を行うインキュベーション施設として、京都リサーチパーク(KRP)が誕生した。KRPは成長を目指す企業に対して、ニーズにかなう15棟のオフィスと実験研究設備を整備し事業発展をサポートしている。

KRP9号館(地上7階地下1階)は、そのオフィスビルとして2010年10月に竣工した。敷地面積は2,966m2で、延床面積は10,472m2

環境への配慮では、約4kWの高効率発電機を備えたガスヒートポンプエアコン(GHP)を採用。発電した電力によって室外機系統の電力を補っている。また太陽光発電や自然換気・自然採光なども導入。竣工後、CASBEE(建物総合環境性能評価システム)によるAランク評価を取得している。先進のスペックや環境への配慮に加え、京都らしさを演出したデザインや生物多様性に配慮した植栽なども特徴としている。

評価ポイントは3つ

DBJは、KRP9号館を評価した点として、電源の多重化、テナントの事業発展を支援、エネルギー効率の高いビル運営、の3点をあげる。

電源については、非常時における防災系統の電源を確保し、災害時に対応した取り組みを行うだけでなく、平常時には太陽光発電システムも設置することで、多重化を実現していることをあげた。

テナントに対しては、インキュベーションのノウハウや行政とのリレーション等を活かし、ビジネスマッチング等の企画・運営を行うことで、事業発展を積極的に支援していると評価した。

また、大規模な吹き抜けの設置による自然採光や、BEMS(ビルエネルギー管理システム)の導入により、エネルギー効率の高いビル運営を推進していると指摘する。その結果、「極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル」として認証を付与した。

不動産価値を上げるGreen Building認証制度

DBJ Green Building認証は、環境・社会への配慮がなされた不動産「Green Building」を支援するために、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。

対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証し、その取り組みを支援することを目的としている。

この認証は、創設以来、日本全国でこれまでに130件を超える認証実績を有し、不動産における環境・社会への配慮の取り組みを発信している。

なお、同制度は2014年2月より、日本不動産研究所(JREI)との間で業務連携を深化し、共同認証体制を構築している。DBJは、今後も金融活動による、環境や社会に配慮した不動産事業を行う顧客の取り組みを積極的に支援していくとしている。


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