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再エネ発電の変動分電力、水素やメタンガスを製造する事業 NEDOの支援決定

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再エネ発電の変動分電力、水素やメタンガスを製造する事業 NEDOの支援決定

NEDOは「水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発」で採択された研究開発事業を発表した。

採択された事業は、日本製鋼所(東京都品川区)と日立造船(大阪府大阪市)が共同提案した「再エネ水素と排ガスCO2によるメタン合成および都市ガスグリッド利用を目指したPower to Gasシステムの研究開発」。

カーボンニュートラルなメタンが作れる

この研究開発で取り上げるPower to Gasシステムは、再エネの変動を模した電力で得られた水素と、工場・発電所・下水処理場などの排ガスから分離した二酸化炭素とを反応させてメタン(CH4)を製造する。得られたメタンはそのままガス発電機等の燃料としても利用できる。熱量調整等を施せば既存の都市ガスグリッドを通じて広範に輸送・利用することが可能だ。

Power to Gasシステムによって製造されたメタン・都市ガスは下記の点で、従来の輸入天然ガス由来のメタン・都市ガスに対して高い優位性を有する。

  • 純国産で、エネルギー自給率向上に役立ち、国際市況に価格が影響されないこと
  • メタン化時に回収するCO2量と消費時に放出されるCO2量が等しく、カーボンニュートラルなプロセスであること

水素社会のインフラにも貢献

Power to Gasシステムで合成された都市ガスを水蒸気改質して水素を取り出せば、大規模な設備投資なしに水素のサプライチェーンを早期に構築することが出来る。本システムの実用化によって、既存インフラを最大限活用しながら、再生可能エネルギー導入が促進され、エネルギーセキュリティ強化や低炭素社会化に大きく貢献できるものと期待されている。

結果は1年後に評価

この研究開発では、2016年10月から2017年9月までの1年間をかけて、水素-メタン-都市ガスPower to Gasシステムの実現性や導入効果について技術的・経済的な側面からの評価を行う。今回採択された研究開発結果は、2017年度上期に予定されているステージゲートにおいて、実証フェーズに進むのに必要十分かどうかを判断される。ステージゲートを通過した場合、実フィールドにおける検証段階へ移行する。

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