> > 中国電力、調整力用の電源を募集 5分以内に出力調整可能な火力発電や水力発電

中国電力、調整力用の電源を募集 5分以内に出力調整可能な火力発電や水力発電

記事を保存
中国電力、調整力用の電源を募集 5分以内に出力調整可能な火力発電や水力発電

募集の流れ

中国電力は10月27日に、平成29年度に周波数調整に活用する電源等(電源I・II)の公募を開始すると発表した。

今回の公募は、ピーク調整力として優先的に利用する、5分以内に出力を調整可能な上げ下げ量を入札するもの(電源I)と、優先度の低い調整力として利用されるもの(電源I、電源II)の2つ。今年は試算した結果、必要量がゼロ以下となったため「厳気象に対応するための調整力(電源I’)」は募集しない。

公募対象となる電源は、下記を満たした火力発電設備、水力発電設備など。

  • 中国電力の供給区域(離島を除く)の電力系統に連系する電源であること
  • 中国電力の中央給電指令所からオンラインで出力調整可能であること

それぞれの募集要項は以下のとおり。

ピーク調整力の募集(電源I)

ピーク調整力としては、74.5万kWを募集する。原則として、特定の電源等の、5分以内に出力を上げ下げできる容量単位で入札する。最低入札量は0.5万kWから。申し込み期間は11月28日まで。落札した場合、2017年4月1日から2018年3月31日までの1年間、調整力を提供することになる。設備の条件や運用要件は下記の通り。

周波数制御・需給バランス調整機能

  • GF(ガバナフリー)機能
  • ADC(Automatic Dispatch Control)機能

オンライン指令の信号送受信機能

  • 5分以内にピーク調整力契約電力にもとづいた電源等の出力増減が可能であること

運転継続時間

  • 原則として7時間にわたり指令に応じた運転継続が可能であること

調整力の募集(電源I、II)

非優先的に使用する調整力としては募集容量の上限はなし。要件を満たす電源等すべてと契約協議を行う。契約は、原則として特定の電源等の単位で結ぶ。条件として、オンライン指令で5分以内に出力調整可能量が±0.5万kW以上ある電源であることが求められる。

申し込み期間は一次締め切りが12月21日まで。落札した場合、同様に2017年4月1日から2018年3月31日までの1年間、調整力を提供することになる。ただし、契約期間満了の3カ月前までに契約解除の申し出がない場合は、契約期間満了後も1年ごとに同一条件で継続される。

設備の条件や運用要件は下記の通り。

周波数制御・需給バランス調整機能

  • GF(ガバナフリー)機能
  • ADC(Automatic Dispatch Control)機能

オンライン指令の信号送受信機能

  • 5分以内に電源等の出力増減が可能であること

需給運用への参加および運用要件の遵守

  • ゲートクローズ後、止むを得ない場合を除き、調整力の提供に応じること
  • 調整力が必要とされた場合、ゲートクローズ前でも並解列(系統への接続・切り離し)の指令に従うこと

電力自由化による調整力を確保するために

今回の募集は、電力自由化による電力需給を適正に制御するために必要とされるもの。中国電力などの一般送配電事業者は、需要側(電力の利用者)に安定した電力を供給する責務がある。そのためには、供給される電圧を一定に保ち、周波数を制御できることが必要となる。分散型電源の増加によって電圧を一定に保つために、変動する電圧を調整できる調整力が必要とされており、その募集を行った形だ。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.