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2016年度「北国の省エネ・新エネ大賞」は高性能建物 事例セミナーも開催

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北海道経済産業局は、2016年度「北国の省エネ・新エネ大賞(北海道経済産業局長表彰)」の受賞者を決定したと発表し、12月に、表彰式、受賞者の取り組み事例を紹介する「省エネ・節電セミナー」を開催する。

この表彰は、北海道における省エネルギー・新エネルギーに関する開発、有効利用・普及に関し著しい成果や功績が認められる取り組みを行った組織・個人を表彰し、省エネルギーの推進、新エネルギーの導入を加速させることを目的として実施されるもの。公募は7月から8月にかけて行われた。なお、「北国の省エネ・新エネ大賞」は今年度から新設された部門。

受賞者と、その取り組みは下記の通り。

北国の省エネ・新エネ大賞

寒冷地におけるネット・ゼロ・エネルギービルを目指した地域共生型施設 ~るすつ子どもセンターぽっけ~

留寿都村(虻田郡留寿都村)、北海道大学大学院工学研究院(札幌市)による共同受賞。地元の木材を多く使用した断熱性の高い建屋、自然光や外気を効果的に取り入れる設計、太陽熱地中熱など自然エネルギーを活用する設備等を組み合わせることにより、従来システムの1次エネルギー使用量を53%削減する建物。

さらに、小規模建物向けBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)によるデータの蓄積・分析を行い、継続的な省エネルギーに取り組む。暖房期間が長く「熱需要」が大きい北海道において、正味の消費エネルギー・ゼロ(ZEB)を目指す先進的かつモデル的な取り組み。

【有効利用部門】優秀賞

北国の特性を最大限活用した超省エネルギービルにおける、ZEB化リニューアルの実現

大成建設 札幌支店(北海道札幌市)による自社ビルのZEB改修事業。「北国に適した環境負荷の小さい、快適な省エネビル」をコンセプトに建設した、外気を活用する躯体蓄熱型の空調システム、自然採光システムなどを採用する省エネ構造の自社ビルに、オリジナルLED照明や次世代人検知センサーに細密制御などのチューニングを加え、1次エネルギー使用量を基準一次エネルギー消費量から50%以上削減させた。

北海道開拓おかき製造工場からの廃食油を利用したバイオマス発電機の導入

ホリ(北海道砂川市)による発電設備導入事業。生産工程で排出される廃食油を燃料化し、専用のバイオディーゼルコジェネ設備を利用することで、電気使用量とボイラーの燃料使用量を削減した。廃食油に含まれる不純物を自社内で除去した燃料を用いており、コストの低減を図りながら循環型社会の構築に貢献している。

定山渓万世閣ホテルミリオーネ 温泉熱を利用した省エネルギー事業

萬世閣(北海道虻田郡洞爺湖町)による温泉熱利用事業。温泉水から多段階で熱を回収し、給湯用補給水の予熱や暖房用熱源に活用するなど、温泉資源を余すことなく活用することで、エネルギー消費量を大幅に削減した。排湯熱を回収する際に課題となる熱交換器への異物付着を減らすための工夫に加えて、若手の設備専任社員が、具体的な省エネ方法の検討を専門業者と一体となって取り組むなど、省エネを継続的に行う体制も整っている。

【節電部門】優秀賞

コンプレッサー運転効率向上による省エネ

トヨタ自動車北海道(北海道苫小牧市)による設備の運用見直し。大量の電力を消費する生産ライン用コンプレッサーにターゲットを絞り、実践・実証して消費電力を低減した。見直しにあたっては、運転効率に影響を与える吸入温度やアイドリング運転などに潜む無駄の解消をポイントに、改善を積み重ね最適化につなげた。

【開発・製造・普及部門】優秀賞

工場用LED照明開発による省エネ推進

トヨタ自動車北海道(北海道苫小牧市)によるLED照明の開発事業。市販品が抱える照度不足や狭い配光を解消するため、工場向け天井高用のLED照明をメーカーと共同で開発し、電気消費量を削減した。加えて無線式制御システムの採用により調光、点灯・消灯などきめ細かな運用管理が可能となり、作業環境の改善にもつながっている。

【啓発部門】

該当なし。


省エネセミナーも開催

なお、表彰式と同時開催のセミナーが、12月1日に京王プラザホテル札幌にて開催される。どちらも参加費無料。申し込み期限は、11月25日まで。

13時から行われる表彰式の定員は、30名。省エネルギーセンター北海道支部長表彰及び北海道電気有効活用委員会委員長表彰も併せて実施される。

なお、表彰式終了後、14時30分から開催される「省エネ・節電セミナー」は、定員200名で、基調講演「焼酎工場における未利用資源を活用した省エネ」(講師:霧島酒造 生産本部グリーンエネルギー部 小林 努氏、藤原 誉司氏)と、今回の受賞者の取り組み事例発表が3件、行われる予定だ。

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