今までほとんど焼却されていた紙オムツ、リサイクルの実証試験スタート

ユニ・チャーム(東京都港区)は11月1日、地球環境保全と経済的成長を両立する事業活動の一環として、使用済み紙おむつからパルプを再生する再資源化技術を活用した実証試験を開始する協定を、鹿児島県志布志市、そおリサイクルセンター(鹿児島県大崎町)と締結した。今後、志布志市との共同により、使用済み紙おむつの最適な収集方法とそのリサイクル技術の構築に向けた実証試験を開始する。
大人用と子供用の紙おむつの生産量は、2015年で218億枚、重さ81万トンにのぼる。ほとんどの紙おむつは使用後に焼却処理されているのが現状だが、再利用には排泄物に含まれる菌がリサイクルした製品に含まれる恐れがあった。しかし2015年にユニ・チャームが開発したオゾン処理方法(使用済み紙おむつのパルプを木から取り出した新しいパルプと同等の品質にする方法)を用いれば、温室効果ガス削減効果と、資材の安全性が確保されることが分かっている。
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