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工場配管などの熱を効率よく回収 「フレキシブル」熱電発電モジュールに出資

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工場配管などの熱を効率よく回収 「フレキシブル」熱電発電モジュールに出資

Eサーモジェンテック社の熱電発電モジュール「フレキーナ」
熱電発電モジュールとは、異なる金属や半導体に温度差を与えた際、電圧が発生する「ゼーベック効果」を利用した発電ユニット

ユーグレナインベストメント(東京都港区)は16日、ほか3社と設立した合同会社であるユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルが運営するベンチャーキャピタルファンド「リアルテックファンド」の新たな投資先として、Eサーモジェンテック(京都市南区 以下、Eサーモ社)への出資を11月に実施したと発表した。Eサーモ社は、フレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ」を開発している。

配管パイプにも巻き付けられる汎用性に期待

プラント施設などに膨大に排出される300℃以下の低温排熱からの発電は、効率の低さと、発電ユニットの設置場所が大きな課題であった。

これまでの熱電発電モジュールがセラミックを基盤とした平面の形状であるのに対し、Eサーモ社が開発したフレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ」は、極薄で自在に湾曲できる基板上に熱電素子を実装した構造であり、工場プラント等の配管パイプに巻きつけて設置できる。そのため、従来製品と比べて、約2~3倍の熱回収効率と、約2倍の熱電変換効率を有し、熱回収性と設置場所の汎用性という双方の点で優れている。

IoT時代において、生産工場やエネルギー施設における管理を、各種センサーで監視する動きが広まると見込まれることから、センサーの電源をバッテリーや配線に頼らずに確保でき、メンテナンスコストが低減できるEサーモ社の「フレキーナ」への潜在的需要は非常に大きいと見込み、投資が実施された。

NEDOの支援事業も受ける新製品

なお、Eサーモ社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2016年度「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援」助成事業(STS)に採択され、「フレキシブル熱電発電モジュールによる低温排熱活用自立電源の事業化」を進める。

今回、NEDOのSTSにおける認定VCであるユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルは、同ファンドにおいて、Eサーモ社が第三者割当増資により発行する株式を引き受け、研究開発や販売・マーケティング活動等を支援していく構えだ。

ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルは、ユーグレナインベストメント、SMBC日興証券、リバネスが3社で設立した合同会社。同社が運営するリアルテックファンドの参加企業は23社、ファンド規模は75億円(2016年11月現在)。

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