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2014年度の産業廃棄物、排出量は約2.1%アップ 最終処分量は約11%ダウン

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2014年度の産業廃棄物、排出量は約2.1%アップ 最終処分量は約11%ダウン

環境省は22日、2014年度における全国の産業廃棄物の総排出量は、前年度に比べ約2.1%(約800万トン)増の約3億9,284万トンだったと発表した。一方、産業廃棄物の処理状況についてみると、前年度に比べ最終処分量が約11%減少した。

産業廃棄物の処理状況では、総排出量のうち、中間処理されたものは約3億1,097万トン(全体の79%)、直接再生利用されたものは約7,652万トン(同19%)、直接最終処分されたものは、約535万トン(同1%)だった。また、中間処理された産業廃棄物(約3億1,097万トン)は、約1億7,276万トンまで減量化され、再生利用(約1億3,316百トン)または最終処分(約505万トン)された。

合計では、再生利用量は前年度比約427万トン(約2%)増の約2億968万トン(全体の53.4%)、最終処分量は前年度比約132万トン(約11%)減の約1,040万トン(同2.6%)だった。

再生利用率が低い廃棄物は「汚泥」「廃アルカリ」など

産業廃棄物の処理状況の推移をみると、再生利用量が増加し、最終処分量が減少する傾向は2007年度まで継続していたが、2008年度以降は、その傾向は弱まっている。再生利用率が高い廃棄物は、「がれき類」(96%)、「動物のふん尿」(95%)、「金属くず」(94%)、「鉱さい」(89%)等で、再生利用率が低い廃棄物は「汚泥」(7%)、「廃アルカリ」(17%)、「廃酸」(36%)等であった。また、最終処分の比率が高い廃棄物は、「燃え殻」(20%)、「ゴムくず」(17%)、「廃プラスチック類」(16%)、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」(15%)等であった。

今回、同省は全国の産業廃棄物の排出および処理状況等(2014年度実績値)について調査した結果を取りまとめ公表した。その他の結果概要は以下の通り。

上位5業種・上位3品目で総排出量の8割以上

業種別に排出量をみると、前年度と同様、上位5業種で総排出量の8割以上を占める。「電気・ガス・熱供給・水道業(下水道業を含む)」からの排出量が最も多く、約1億103万トン(全体の25.7%)、次いで「農業・林業」が約8,190万トン(同20.8%)、「建設業」が約8,161万トン(同20.8%)、「パルプ・紙・紙加工品製造業」が約3,261万トン(同8.3%)、「鉄鋼業」が約2,864万トン(同7.3%)。「鉄鋼業」と「パルプ・紙・紙加工品製造業」の間で順位の逆転が起きているものの、全体としては前年度と同様の傾向を示している。

種類別に排出量を見ると、前年度と同様、上位3品目で総排出量の8割以上を占める。「汚泥」の排出量が最も多く、約1億6,882万トン(全体の43.0%)、次いで「動物のふん尿」の約8,142万トン(同20.7%)、「がれき類」で約6,439万トン(16.4%)であった。

地域別排出量トップは「関東地方」

地域別排出量は、「関東地方」が最も多く、1億251.5万トン(構成比26.1%)であり、次いで、中部地方の約6,305.9万トン(同16.1%)、近畿地方の約5,614.5万トン(同14.3%)、九州地方の約5,430.1万トン(同13.8%)の順になっており、近畿と九州の間で順位の逆転が起きているものの、全体としては前回の調査結果と同様の傾向を示している。

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