> > 「地域の再エネ→水素製造・利用」の実証事業、2016年度は採択案件ナシ

「地域の再エネ→水素製造・利用」の実証事業、2016年度は採択案件ナシ

記事を保存

環境省は2016年12月27日、低炭素水素サプライチェーン実証事業(平成28年度地域連携・低炭素水素技術実証事業)について、応募が2件あったものの、採択なしと発表した。

同省によると、今年度の追加公募の予定はないが、2017年度の公募は予定しているとのこと(時期未定)。

予算額は2億円 「水素」の本格的な利活用目指す

環境省が取り組むこの実証事業は、水素の低炭素化と本格的な利活用を通じ、中長期的な地域温暖化対策を推進することを目的としたもの。地域の再エネ等を活用して水素を製造・貯蔵・輸送・供給し、燃料電池自動車燃料電池等へ利用するまでの一貫した水素サプライチェーンの実証を行うもの。

対象者は民間団体など。再エネから製造された水素を活用し、高いCO2削減効果や他地域への波及効果を持つことを採択事業の条件としている。実施期間は4年間以内。

予算は2億円。環境省からの委託事業だが、採択後に委託契約を締結したのち、事業完了後に契約内容に適合すると認められる場合に、経費の支払いを受けることができる。詳細は環境省のウェブサイトを参照。

2015年度の採択企業、サプライチェーンの概要

なお、2015年度は22件の応募に対し、5件の採択があった。

トヨタ自動車

風力発電等により製造した水素を、簡易な移動式水素充填設備を活用したデリバリーシステムにより輸送。地域の倉庫、工場や市場内の燃料電池フォークリフトで利用する。

東芝

小水力発電により製造した水素を、高圧水素トレーラーや高圧水素カードルにより輸送。

地域内の酪農施設や温水プールの定置用燃料電池や燃料電池自動車等で利用する。

エア・ウォーター

家畜ふん尿由来のバイオガスから製造した水素を、水素ガスボンベを活用した簡易な輸送システムにより輸送。地域内の施設の定置用燃料電池等で利用する。

昭和電工

使用済プラスチックから得られる水素を精製し、パイプラインで輸送。

業務施設や研究施設の定置用燃料電池等で利用する。

トクヤマ

苛性ソーダ工場から発生する未利用の副生水素を回収し、液化・圧縮等により輸送。

近隣や周辺地域の定置用燃料電池や燃料電池自動車等で利用する。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.