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住宅を断熱改修 → 高齢者の血圧が下がる 国交省の「省エネ×健康」レポート

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住宅を断熱改修 → 高齢者の血圧が下がる 国交省の「省エネ×健康」レポート

参考資料:断熱性能が良い住宅が普及している地域で冬季死亡率が少ない傾向(欧州、日本)
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国土交通省は13日、住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する調査における、2015年度までに得られた調査データに基づいた、室内環境と血圧など健康関連事象を検証した結果の中間報告を発表した。

同省の「スマートウェルネス住宅等推進事業」は、2014~2017年度までの予定で実施され、住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する調査を支援するもの。

同事業における調査対象は、断熱改修を予定する全国約1,800軒の住宅および居住者約3,600人を予定しており、検証する内容は、「改修の前後における、居住者の血圧や生活習慣、身体活動量など健康への影響」。実施事業者は、日本サステナブル建築協会、全国各地の医学・建築環境工学の学識者からなる委員会(スマートウェルネス住宅等推進調査委員会)。

なお、同事業では改修工事前後の居住者の健康状況の変化等に関する調査への協力を前提として、省エネルギー改修工事支援も行う。補助率は1/2、補助限度額は100万円/戸、バリアフリー改修工事を伴う場合は120万円/戸。

中間報告の概要

断熱改修を予定する住宅について、2015年度までに2,759人の改修前調査を実施するとともに、165人の改修後調査を実施した。得られたデータに基づき検証を行ったところ、住宅室内環境と血圧など健康関連事象との関連が確認された。得られつつある知見として公表された中間結果は下記の通り。

  1. 冬季において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられた。また、高齢者ほど室温低下による血圧の上昇が大きくなるため、室温が低くならないように注意することが大切。
  2. 高齢者ほど、室温と血圧との関連が強いことが認められた。
  3. 断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された。
  4. 居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる「熱め入浴」の確率が有意に高い。

なお、この中間報告の詳細について、実施事業者である日本サステナブル建築協会による中間報告会が1月30日(月)13:30~16:30に、JA共済ビル カンファレンスホールにて開催される。定員は300名、参加費無料。

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