産総研、九州大学内に「水素材料強度ラボラトリ」設立 水素脆化を研究

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※画像はイメージです
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産業技術総合研究所(産総研)は11日、九州大学(九大)と共同で「産総研・九大 水素材料強度ラボラトリ」(AIST-Kyushu University Hydrogen Materials Laboratory:HydroMate)を設立した。水素脆化現象を根源的に解明し、理想的な耐水素脆化材料の開発を目指す。

複雑な水素脆化現象の基本メカニズムを解明し、新材料を開発する

水素脆化とは、金属材料中に侵入した水素によって、金属材料の引張(ひっぱり)強度や伸びなどが低下する現象。水素の影響により延性が低下し、マクロには材料が脆性的に破壊することから、水素脆化と呼ばれている。この複雑な水素脆化現象を解明し、理想的な耐水素脆化材料を開発するためには、ナノレベルからマクロレベルに渡る幅広い知見の集約が必要だ。

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