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廃棄物の不法投棄、ドローンで上空からパトロール 埼玉県が正式導入

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廃棄物の不法投棄、ドローンで上空からパトロール 埼玉県が正式導入

県が導入しているドローンを用いて現場を撮影したもの

埼玉県は25日、廃棄物の不法投棄等の違反行為を把握するため、正式にドローン(無人航空機)の運用を開始することに伴い、2月1日に実演飛行を行うと発表した。

不法投棄等の廃棄物の不適正処理の現場には、全体の把握が困難な広い場所や高い塀に囲まれている場所が多い。そこでドローンを活用し、上空から撮影を行うことで、迅速な不法投棄等違反事実の把握を行う。

行田市堤根地内の廃タイヤ等の撤去で実演

同県は、行田市および埼玉県環境産業振興協会と共同で、行田市堤根地内に野積みにされた廃タイヤ・廃自動車等の廃棄物の撤去作業を2月1日~15日に実施する。ドローンの実演飛行は、ここで2月1日(水)8:30~16:30に行う。なお天候不良の場合は実演飛行を中止する。

この現場は、中古タイヤ販売業者の元所有地(面積:661平米)で、1995年頃から廃タイヤ等の廃棄物が野積みされてきた。その後、この業者が死亡し廃タイヤ等は放置されてままになっていた。大量の廃タイヤが積まれているため、火災発生の危険性があるほか、蚊が大量に発生するなど、周辺住民の生活環境に支障をきたしていた。

そのため、今回3者は「さいたま環境整備事業推進積立金(通称:けやき積立金)」を活用して、共同撤去作業を実施する。この積立金は、産業廃棄物を適正に処理し、環境の保全を図ることを目的として、県、市町村、埼玉県環境産業振興協会および民間企業が積立てているもの。

廃棄物の種類は産業廃棄物の廃タイヤが約7,000本、廃自動車が2台、廃プラスチック・廃塗料等が約40平米、一般廃棄物が約5平米。一般廃棄物の撤去・運搬・処分は行田市が実施する。

撤去費用(見込み)の総額は600万円で、内訳は廃タイヤ・準備工事等が506万9,284円、廃自動車等が22万8,716円、廃プラスチック・廃塗料等が70万2,000円。費用はけやき積立金を取崩し支払った後、埼玉県・行田市が2分の1ずつ補填する。廃棄物の撤去に先立ち、当該地は行田市に寄付された。撤去後は、行田市が管理・活用する。

埼玉県の廃棄物不法投棄等の防止対策

同県では、廃棄物収集運搬車両の路上検査や不法投棄110番の設置など、廃棄物の不法投棄等の防止対策について、「未然防止・早期発見・早期対応」の3つの視点から様々な取組みを行ってきた。その取組みの1つとして、不法投棄等違反事実の把握に活用するため、ドローンを導入した。行田市堤根地内の廃タイヤ等の野積み作業の現場もドローンを用いて撮影している。

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