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水素とCO2→プラスチック原料の触媒開発、2019年度まで延長

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水素とCO2→プラスチック原料の触媒開発、2019年度まで延長

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2月17日、水素とCO2を反応させプラスチック原料を回収する高効率合成触媒などを開発する事業者を2017年3月下旬から公募する予定と発表した。

人工光合成 → 水素 → プラスチック原料

このプロジェクトは、高効率の光触媒を用いて太陽エネルギーにより水から水素を製造(ソーラー水素)し、高効率分離膜により水素を分離・精製して、さらにソーラー水素とCO2を原料として高効率合成触媒を用いてプラスチック原料等の基幹化学品を製造するプロセスなどを開発するプロジェクトの一部。これによりCO2排出量の削減や化石資源に依存しない原料による基幹化学品の製造に大きく貢献することが目的だ。

今回の公募では、目的のプラスチック原料であるオレフィンC2、C3、C4それぞれの収率を大幅に向上する高効率合成触媒などの開発について公募を行う予定。事業期間は2017年度から2021年度まで。企業(団体などを含む)や大学などが応募可能だ。

公募要領などの詳細や、説明会の予定は公募開始日にNEDOのウェブサイトに掲載される。なお、この同事業は、2017年度の政府予算に基づき実施するため、予算案等の審議状況や政府方針の変更等により内容が変更される場合がある。

2016年度末で終わる予定だった

同事業は2012年に経済産業省による事業としてスタートした。2014年度からはNEDOにより実施されている。この事業の目標を達成することにより、CO2排出量の削減と化石資源に依存しない原料による基幹化学品の製造に大きく貢献できるとしている。

たとえば、この事業の成果が適用できれば、2030年には石油由来のC2~C4オレフィン製造量(2009年時)の2割に相当する250万トン/年を製造できると想定されている。これは、オレフィン出荷額として年間約3500億円規模に相当する。またこれにより原料としてCO2が固定化され、約800万トン/年のCO2削減が期待される。

この事業のうち、「ソーラー水素等製造プロセス技術開発」は2021年度まで、「二酸化炭素資源化プロセス技術開発(※今回公募されるもの)」は三菱化学・住友化学が受託し、当初は2016年度で終了する予定だった。しかし、今回2019年度までの計画で新たに公募する。

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