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冷蔵庫の無料買い替えサービス登場 節約する電気代をあてて7年で完済

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冷蔵庫の無料買い替えサービス登場 節約する電気代をあてて7年で完済

静岡県内で実施している「電気代そのまま払い」の提案方法

低炭素社会戦略センター(LCS)・東京大学・静岡ガスの3者は22日、一般家庭において、古い冷蔵庫を使用し続けることで過剰に生じていた電気代を料金に充当し、初期費用ゼロで省エネ冷蔵庫に買い替えができるビジネスモデル「電気代そのまま払い」を5世帯に提案し、2世帯が実際に冷蔵庫を買い替えたと発表した。

LCSと東京大学は、2015年4月から静岡県三島市の一般家庭の協力を得て冷蔵庫の消費電力を計測してきた。同2社は、このデータに基づき、月々に節約される電気代を簡易的に推計するツールを開発し、2016年に同ビジネスモデルの提案を行った。

「電気代そのまま払い」

実際に購入に至ったAさん・Bさんの2世帯では、買い替え前(2015年)の冷蔵庫の消費電力量は年間1,100kWhを超え、家庭全体の電気代のうち、冷蔵庫にかかる電気代が3割以上を占めていた。製品カタログ上の消費電力量から、同程度の容量の省エネ型冷蔵庫に買い替えると2世帯とも月々2,000円以上の節約が見込まれ、Aさんは2016年7月、Bさんは同年12月に「電気代そのまま払い」の提案により、冷蔵庫を買い替えた。

Aさんの家庭では、買い替え前は1995年製造の冷蔵庫を使用しており、実測した冷蔵庫の年間消費電力量は、電気代にすると月平均で約2,600円。新しい冷蔵庫(購入価格18万円)のカタログ上の消費電力量(170kWh/年)から計算すると、節約額は月々2,250円となり、この額を新しい冷蔵庫の代金の月々の返済額に充てると、購入代金は約7年で返済できることになる。なお、買い替え後5ヶ月間の消費電力量の実測値は、前年同時期比で27%だった。

「電気代そのまま払い」を利用して冷蔵庫を買い替えた、Aさんの冷蔵庫購入費用の返済方法

「電気代そのまま払い」を利用して冷蔵庫を買い替えた、Aさんの冷蔵庫購入費用の返済方法

また、Bさんの家庭では、2003年製造の冷蔵庫から約25万円の省エネ型冷蔵庫に買い替えた。カタログ上の値から試算した節約額は月々2,050円であったため、冷蔵庫の代金は約10年で完済できることになる。買い替え後、1ヶ月後の消費電力量の実測値は、前年同時期比で35%だった。

LCSと東京大学は、既に三島市のほか複数の自治体とも共同で、このビジネスモデルの普及に向け活動を行っている。各地で冷蔵庫の買い替え事例を増やすことで、統計的な信頼を得るとともに、将来的には、冷蔵庫以外の家電や照明なども対象とすることで、家庭部門での省エネ促進を目指す。今後、自治体や金融機関等の協力を得て、ファンド設立や自立した事業の創出等も踏まえ、事業展開して行きたい考えだ。

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