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鉄鋼業を省エネ化 フェロコークス活用製銑技術、2017年も開発進む

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鉄鋼業を省エネ化 フェロコークス活用製銑技術、2017年も開発進む

環境調和型製鉄プロセス技術開発の概要

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「環境調和型製鉄プロセス技術の開発(フェロコークス活用製銑プロセス技術開発)」の2017年度の公募を開始した。

鉄鋼業はエネルギー消費が大きい

国内で有数のエネルギー多消費産業である鉄鋼業は、特に高炉法による製鉄プロセスにおいて抜本的な省エネ対策が求められている。この「フェロコークス活用製銑(せいせん)プロセス技術」は、資源対応力強化のための革新的製鉄プロセス技術開発(2009~2012年度)において要素技術開発を実施し、既に実証段階に到達している。

同事業では、一般炭と低品位の鉄鉱石を混合、成型、乾留させることにより生成した金属鉄の触媒作用を利用して、高炉中の鉄鉱石とコークスの還元効率を高め、還元を低温で行うことができる省エネルギー技術を開発する。具体的には、300トン/日規模の中規模フェロコークス製造設備を建設し、実証研究を実施し、フェロコークス製造技術を確立する。

また、同設備で製造したフェロコークスを溶銑製造量1万トン/日の実高炉に投入し、連続的に長期装入したときの高炉の還元材比や操業安定性(特に通気性)に及ぼす影響を検証し、最終的に製銑プロセスのエネルギー消費量の約10%を削減する技術を確立する。

試験高炉の外観(君津製鉄所)

試験高炉の外観(君津製鉄所)

昨年度までの同事業は、新日鐵住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼、新日鉄住金エンジニアリングなどが産学連携で開発に取り組んでいる。


同事業は、NEDOが「環境調和型製鉄プロセス技術の開発」の一環として、フェロコークス活用製銑プロセス技術の開発を行うもの。同事業は、「フェーズⅠステップ1」は2008~2012年度まで、「フェーズⅠステップ2」は2015年度~2019年度の計画で実施されている。

今回実施される技術開発事業の事業期間は2017年度~2021年度。公募期間は3月28日まで。また、2017年度の予算規模は12.2億円。助成率は、採択事業者の規模により、最大で2/3(6.1億円程度)だ。

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