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SOxを減らせ! 船舶燃料油の環境規制に向けて官民連携スタート

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SOxを減らせ! 船舶燃料油の環境規制に向けて官民連携スタート

経済産業省は3月28日、船舶の燃料油中の硫黄分濃度の環境規制強化について海運業界、石油業界、国土交通省、海事局などを含めたオールジャパンの関係者間で情報共有し、連携して取り組みを行えるようにするための「燃料油環境規制対応連絡調整会議」の第1回会合を3月17日(金)に開催したことを発表した。

この会議では、まず海運業界・石油業界の現状と要望事項について、関係者間で情報が共有された。また、SOx(硫黄酸化物)規制の実施と事業者の円滑な対応の確保を目指し、適切な対応方策等について検討していくとした。

今後は、舶用燃料油の需給見通し、品質のあり方、対応コストへ影響を及ぼす要因の分析等を踏まえ、海運業界・石油業界の規制対応コストを全体で引き下げる観点から、低硫黄燃料油等の低廉化・供給コスト削減、LNG燃料船等の普及の取り組み等について検討していく。

今回の議論のポイントは次の4つ。

  • 燃料油の需要・供給についての現状把握を踏まえた将来見通しを立て、適切な対応方策を検討すること
  • 低硫黄舶用燃料油について適切な品質のあり方を議論し、必要な対策を検討すること
  • 海運業界、石油業界それぞれの対応コストへ影響を及ぼす要因を分析し、低硫黄燃料油等の低廉化・供給コスト削減、LNG燃料船等の普及の取り組み等必要な対策を検討すること
  • 海外のSOx規制対応に関する情報を収集・活用すること

この会議は、2020年1月から実施される、船舶の燃料油に含まれる硫黄分濃度を現状の3.5%以下から0.5%以下とする国際的な規制強化への取り組みを進めていくため実施されたものである。

第2回会議は6月ごろ、第3回会議は秋ごろを予定している。また、燃料油の需要・供給についての将来見通しや業界の対応コストへの影響など規制対応の技術的事項などを取り扱うタスクフォース(TF)を必要に応じて設置する。

燃料油環境規制が実施されると、現在多く使用されている「C重油」は、そのままでは使用不可となる。そのため「低硫黄燃料油への切り替え」、「排気ガス洗浄装置(スクラバー)の使用」、「LNG(天然ガス燃料)等の代替燃料の使用」といった3つの手段が検討されている。それぞれの手段に課題があるため、実現可能性などを会議関係者で調査、検討を進めていく。

今回の会議では、海運業界・石油業界の現状と要望事項について関係者間で情報が共有された。次回会議では、将来の見通しとして、低硫黄燃料油および高硫黄C重油の需給見通しを検討し、策定する。第3回会議では需給見通しに応じた課題の抽出や、海運業界、石油業界の取り組み方策などを検討する予定となっている。

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