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海底のメタンハイドレートからガス生産に成功 2018年の商用化めざす

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海底のメタンハイドレートからガス生産に成功 2018年の商用化めざす

第1回海洋産出試験と第2回海洋産出試験の比較

経済産業省資源エネルギー庁は5月8日、渥美半島から志摩半島の沖合(第二渥美海丘)において開始した、海底面下のメタンハイドレートを分解し天然ガスを取り出す、第2回海洋産出試験において、ガスの生産を確認したと発表した。

メタンハイドレートは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質で、日本周辺海域において相当の量の存在が見込まれている。同庁は、将来の国産天然ガス資源として期待されているメタンハイドレートの商業的な利用を目指し、2001年度より研究開発を行ってきた。

2013年3月には第二渥美海丘で、地球深部探査船「ちきゅう」を用いて第1回海洋産出試験を実施し、世界で初めて海底下のメタンハイドレートを分解して天然ガスを取り出す成果をあげた。

ガス生産試験の様子

ガス生産試験の様子

今回の第2回試験は、4月7日より、前回と同じ海域において同じ船舶を用いて準備作業を進めていたが、5月4日10時頃にガスの生産を開始した。3~4週間程度の間、ガスの連続生産を行い、その後、異なる出砂対策を施したもう一方の坑井において、1週間程度のガスの生産に取り組む。

2種類の出砂対策を検証

第2回試験は、第1回試験(坑井内に砂が流入する出砂トラブル等により6日間で終了)よりも長い期間連続して天然ガスを取り出すことと、第1回試験で生じた出砂トラブルの解決等を図ることを目的としている。

具体的には、異なる出砂対策を施した2本のガス生産用坑井を掘削し、まず一方の坑井で3~4週間程度の間、ガスの連続生産を目指す。次に、異なる出砂対策を施したもう一方の坑井において、1週間程度のガスの生産を試みる。

メタンハイドレートの商業化に向けては、今回の海洋産出試験の結果等を踏まえつつ、海洋基本計画に基づき、2018年代後半に民間企業が主導する商業化のためのプロジェクトが開始されるよう、国際情勢をにらみつつ、長期・安定的な生産、コスト、環境への影響等に関する研究開発を進めていく考えだ。

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