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国内最大の生協「コープみらい」電気小売事業に参入 8万世帯に供給へ

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国内最大の生協「コープみらい」電気小売事業に参入 8万世帯に供給へ

コープデリでんきの価格

生活協同組合コープみらい(埼玉県さいたま市)は6月8日、2017年9月から組合員を対象に、地球クラブ(東京都渋谷区)が供給する電力を販売すると発表した。申込受付開始は7月10日から。

販売の仕組みは、同コープが、同クラブの組合員対象の電気小売事業「コープデリでんき」の中の「FIT電気」と「ベーシック電気」の2種類を取り次ぐ形となる。

このうち「FIT電気」は、固定価格買取制度(FIT制度) が適用される再生可能エネルギー比率が約75%のプラン。40A契約で1カ月使用電力量が400kWhのモデルケースで、従来の電気料金に比べた割引率は1.1%と試算している。

「ベーシック電気」は、FIT電気比率約30%の電気をエネサーブ(滋賀県大津市)から調達し、家計への貢献を重視した料金体系で供給するメニュー。料金の安さを重視したプランで、40A契約で1カ月使用電力量が400kWhのモデルケースでは、従来の電気料金に比べた割引率は7.6%と試算している。

同コープの事業エリアは、千葉県、埼玉県、東京都で、組合員数は日本最大の336万人(2017年5月20日時点)。そのなかで2019年度末までには2つのメニューを合わせ、8万世帯への供給を目指す。

また同コープは、発電方法由来による電源構成やCO2排出係数など、供給する電気に関する情報をわかりやすく伝え、組合員が主体的に電気を選べる事業を目指すとしている。

創って、使って、広げていくを目指す「地球クラブ」

日本生協連は、原子力発電に頼らないエネルギー政策の実現と持続可能な社会を目指す立場から、再生可能エネルギーの発電と利用を一体的に推進するため、生協事業所への供給を目的とした新電力会社、地球クラブを2014年6月に設立。

同社は2015年4月以降、首都圏や東北地方の宅配センターや店舗などに向け、電力供給を進めてきた。現在、岩手県野田村の木質バイオマス発電事業や生協施設への太陽光発電設備設置の取り組みなどを通じ、FIT電気の調達を行っている。

今後は、これまで蓄積した生協事業所対象の電気小売事業(高圧)の需給管理などの知見やノウハウを、コープみらいを通じた組合員対象の電気小売事業(低圧)へ活用する。

たとえば、10月以降の開始を予定しているみやぎ生協との提携など、東北の生協を通じた組合員対象の電力供給も進めていく予定だ。

またコープみらいは、コープネット事業連合とともに、持続可能な社会を目指す立場から、再生可能エネルギーの創出・調達と事業所での利用を通じてCO2排出量を削減するとともに、組合員に再生可能エネルギーによる発電比率の高い電気を供給する準備を進めてきた。

とりわけ同事業連合は、今後も同コープや会員生協と連携しながら、引き続き再生可能エネルギーのさらなる普及促進を目指していくとしている。

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