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日本初! 積水ハウス、賃貸マンションでも全住戸ZEHを実現

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日本初! 積水ハウス、賃貸マンションでも全住戸ZEHを実現

ZEHイメージパース

積水ハウス(大阪府大阪市)は6月26日、全住戸においてネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の基準を満たす3階建て賃貸住宅「ZEH21」を石川県金沢市内に建設すると発表した。着工は8月1日で、完成は2018年1月の予定。

同社はこれまでも主に東京エリアにおいて、一部の住戸でZEH基準を満たす賃貸住宅を建設してきた。全住戸ZEHとなる賃貸住宅は同社にとってだけでなく、全国初、業界初になるという。

今回建設する賃貸住宅では全13戸。すべての住居で高断熱複層ガラスを採用する等、高い断熱性能を確保しながら、高効率エアコン、高効率ヒートポンプ給湯機、節湯水栓、LED照明等の「省エネ」設備を採用することでエネルギー消費量を最大限に削減した。

そのため各住戸に必要な太陽光発電パネルを平均2.4kWに抑えることができ、日射量が少ない金沢においても全住戸で、国の基準を満たすことができた。

これらの対策により住宅の年間の一次エネルギー消費量が正味でゼロに抑える、ネット・ゼロ・エネルギーの達成を可能にした。

なお、集合住宅は住戸数に対して相対的に屋根面積が小さく、1戸あたりの太陽光パネルの設置面積が不足するため、国の定めるZEH基準を満たすことが困難とされてきた。

このため、集合住宅のZEH化は現時点で国の普及目標の対象外となっている。

本物件でZEHを実現する仕様の概念図

本物件でZEHを実現する仕様の概念図(住戸により仕様は異なる)

電気自動車用充電コンセントなど環境設備が充実

今回建設する賃貸住宅の敷地面積は792.83m2、延床面積は743.03m2、重量鉄骨造で賃貸住宅13戸と店舗1戸で構成される。事業主は重光商事(石川県金沢市)。

環境設備としては、太陽光発電計31.5kW、全世帯の駐車場に電気自動車用充電コンセント、店舗前に急速充電器、宅配ボックスを備える。

積水ハウスは、賃貸住宅をZEH化するメリットについて、入居者は、太陽光発電の自家消費により買電量が減り、光熱費・電気代の削減につながることや、断熱性能が高いため、冬は暖かく夏は涼しく、快適に過ごせることをあげている。

またオーナーメリットとしては、入居者に対し訴求力が高まり入居者確保が用意となるなど、安定経営につながること等をあげている。

なお、同社では、戸建住宅におけるZEHを2013年から「グリーンファースト ゼロ」として展開している。

2016年度のZEH比率は74%に達し、累積棟数は28,195棟(2017年3月末時点)となった。一方で集合住宅についても、昨年12月に名古屋市内で全国初の全住戸ZEHとなる分譲マンションを建設することを発表している。

今後、同社は戸建住宅を中心に推進してきたZEHについて、集合住宅である分譲マンションに続き、賃貸住宅でも展開する。ZEH賃貸という新しい価値のある賃貸住宅を建設していくことで、これまでにない市場を創出していくという。

ZEH(ゼッチ)とは

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、住宅の高断熱化と省エネ設備の採用による徹底した省エネと太陽光発電などによる創エネで、1年間の一次エネルギー収支を概ねゼロとできる住宅である。

地球温暖化防止のため国が協力に普及を推進しており、「2020年までにハウスメーカー等の新築住宅の過半数をZEH化する」とする目標を掲げている。

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