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太陽光発電パネルの故障検出ドローン、特許を取得した特徴は5つ

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太陽光発電パネルの故障検出ドローン、特許を取得した特徴は5つ

スカイロボット(東京都中央区)は6月28日、今年5月に太陽光発電パネルの故障検出ドローンシステムの国内特許を取得したと発表した。現在、アメリカ含む世界24ヶ国にも特許申請中だ。

このシステムは、ドローンにより、太陽光発電パネルの異常や故障個所を、上空の最適な位置から検出するもの。多くの人員を要さず、現場で太陽光発電パネルに探査装置を設置する必要がない。

同システムの具体的な特長は下記の通り。

  1. ドローンに搭載された赤外線サーモグラフィカメラで、太陽光発電パネルの接続部品や蓄電池などの周辺機器の、故障による熱を持った箇所を発見し、異常箇所を正確に特定できる。
  2. ドローンの飛行角度制御機構と、角度検知センサーによる角度調整や超音波により、赤外線サーモグラフィカメラとHDカメラの角度を、太陽光発電パネルに対して一定の角度を保つことが可能。
  3. 撮影された太陽光発電パネルの画像データは、可搬型のグラウンドステーションへ送信。リアルタイムに地上で受信できる。受信した探査結果や測定結果は、自動的に画像解析をするソフトウェアのスクリーンに表示され、異常または故障かどうかの判断が行われる。
  4. ドローンの飛行には、複数の安全対策を実施。ドローンには複数個所に超音波センサーおよびレーザーからなる障害物検出装置が装備されている。障害物に一定以上接近すると警告音を発し、自動的に飛行位置の修正を行う。また、ドローンが故障した場合、墜落の衝撃から太陽光パネルを保護するために、搭載された非常用パラシュートおよびエアーバックが自動的に作動する。
  5. パネルの交換作業時に、故障個所を瞬時に明確に特定する為に、レーザーポインターで該当箇所を照準照射する。また、マーキング用カラーボールを発射する装置を備えている。この装置は、赤外線サーモグラフィカメラにより検出した発熱部分に、塗料が封入されたカラーボール弾を正確に着弾させ、マーキングを行うもの。

従来の太陽光パネルの保守点検では、故障や異常を起こしたパネルやセルを特定するまでに、かなりの手間と時間を要した。さらに規模の大きな太陽光発電施設では、探査装置の設置に多額の費用や時間がかかる、という課題があった。

そのため同社は、太陽光発電パネルの異常を効率よく発見し、検出した故障個所を、瞬時に・的確に把握できる探査システムを開発した。

なお、スカイロボットは、「ロボット・ソリューションによる未来社会への貢献」をミッションとするドローンベンチャー企業。

(左)可搬型グラウンドステーション (右)サーモグラフィの映像

(左)可搬型グラウンドステーション (右)サーモグラフィの映像

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