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双日など、アイルランドの風力発電事業へ参画 海外のノウハウを日本へ

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双日など、アイルランドの風力発電事業へ参画 海外のノウハウを日本へ

出資スキーム

双日(東京都千代田区)と関西電力(大阪府大阪市)、三菱UFJリース(東京都千代田区)は7月31日、アイルランドの風力発電事業へ参画すると発表した。

3社は、同国における風力発電所の運営を目的として、風力発電事業者であるエヴァレイアー社(アイルランド・コーク市)の株式60%を、双日、関西電力の各社の子会社と三菱UFJリースと合弁で設立したシャムロック・ウインド社(英国・ロンドン市)を通じて取得すべく、株式売買契約を締結した。今後、現地当局での手続きを経て、8月下旬以降に株式取得が完了する予定。

これにより双日と関西電力、三菱UFJリースは、シャムロック・ウインド社を通じて、エヴァレイアー社の株式を、それぞれ29.3%、24%、6.7%を保有する。

エヴァレイアー社は、アイルランドで5箇所の風力発電所(総発電容量:223MW)を保有・運営している。うち、4箇所は既に営業運転を開始済みで、残り1箇所は2018年に営業運転を開始する予定。アイルランドの固定価格買取制度に基づき、同国の電力卸売市場への電力供給を行う。

欧州で加速する再エネ促進政策

欧州では、脱炭素化の流れから、固定価格買取制度等が整備され、再生可能エネルギーの電源開発が進んでいる。また、世界有数の風況を誇るアイルランドは2020年までに総電力需要の40%を再生可能エネルギーで賄うことを目標としており、今後も数多くの風力発電所が建設される見込み。

双日はこれまで国内・海外で培った再生可能エネルギー発電事業の開発・運営ノウハウを活用し、同国内で新たな風力発電所の開発・建設をめざす。また、アイルランドだけでなく、欧州域内で持続的な成長が期待される風力発電事業に積極的に取り組むことで、再生可能エネルギー発電事業を欧州域内の安定収益の柱として育てていく。

関西電力にとっては、欧州での発電事業、また海外における水力発電を除く再生可能エネルギー事業への参画は初めて。これにより、海外事業における同社持分容量は合計227.3万kWとなる。

この事業を皮切りに、欧州における再生可能エネルギー事業の拡大をめざすとともに、海外における大規模風力事業のノウハウ等を国内にフィードバックすることで、国内においても積極的な開発を進めていく考えだ。また、海外事業を同社グループの収益の重要な柱とするため、欧州以外の地域でも積極的に海外発電事業に取り組み、国内トップクラスの海外IPP事業者(独立系発電事業者)をめざしていく。

三菱UFJリースが海外発電事業に参画するのも本取り組みが初めて。関連分野においては、4月に発表したドイツ洋上風力発電向け海底送電線事業参画に続く2件目の取り組みとなる。同社は、社会インフラ事業を、4月から始まった中期経営計画の中で重点産業分野に位置づけ、積極的な取り組みを進めている。

エヴァレイアー社の風力発電所

エヴァレイアー社の風力発電所

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