中部電力と大阪ガス、新会社を共同設立　電気・ガスなどのサービス提供

中部電力（愛知県名古屋）と大阪ガス（大阪府大阪市）は、首都圏において、家庭や法人向けに電力・ガスの販売や、IoT技術を活用した新しいサービスを提供する新会社、CDエナジーダイレクト（東京都中央区）を4月2日に共同出資により設立した。今後、各種サービスなどの早期提供に向けて、順次準備を進めていく。

両社は2月27日に、この販売合弁会社を設立することを発表している。中部電力の勝野哲社長は同日の定例記者会見で、新会社の設立は「中部電力にとっては、首都圏における販売事業の加速化・ガス販売事業の本格展開につながり、大阪ガスにとっては、首都圏での事業展開という新たな挑戦につながるもので、両社の企業価値の向上に大きく貢献するものと考えている」と述べている。