新開発、太陽光の可視光領域で水分解する「窒化タンタル光触媒」

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※画像はイメージです
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)は9月4日、東京大学、信州大学とともに、世界で初めて可視光領域で水を分解する窒化タンタル(原子番号73の元素タンタルの窒化物)光触媒の開発に成功したと発表した。

紫外光ではなく、可視光で水分解

可視光領域の波長600ナノメートル近辺は太陽光で最も強度が高い領域のため、効率的なエネルギー活用が期待できる。とくに太陽光の強度のピークは主に可視光領域(400ナノメートル~800ナノメートル)にあるため、光触媒がこの波長域の光を吸収して水を分解できれば、効率よく太陽光のエネルギーを利用できる。

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