伊藤忠商事(東京都港区)は9月6日、TerraCycle(R)(米国ニュージャージー州/テラサイクル)と資本・業務提携を締結し、リサイクルビジネスに本格参入すると発表した。

テラサイクルは「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、大手消費財メーカー、小売業者、都市、施設と協働し、使用済みのおむつからたばこの吸い殻、製品の空き容器やパッケージまで、従来廃棄され埋め立て・焼却されてきたものを回収し、リサイクルする事業を現在21カ国で展開している。8月には東京都のワンウェイプラ削減モデル事業に、同社の日本法人が参画するプラットフォームが選定されている。
伊藤忠商事は、ESGを事業推進の重要課題と位置づけている。2月には気候変動への取り組みとして、石炭火力発電事業の新規開発と、燃料用石炭(一般炭)の炭鉱事業の獲得を行わない方針を発表。5月にはTCFDに賛同するとともに、
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