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群馬銀行(群馬県前橋市)は10月24日、第5回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)に関する訂正発行登録書を関東財務局長宛に提出した。地方銀行によるグリーンボンドの発行は国内初。発行は11月、発行額は100億円で年限は10年(期限前償還条項付)。
同行は持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みをグループ一体となって推進するため、2019年2月に「群馬銀行グループSDGs宣言」を制定。このSDGs宣言では、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に向けて「地球環境の保全と創造」を重点課題の1つとしている。
環境保全や美しい環境の創造に取り組む顧客を支援するとともに、同行のSDGsなどに対する積極的な取り組みについて幅広く認知をしてもらおうと、ほか地方銀行の先駆けてグリーンボンドを発行した。
2018年11月には、寄付・寄贈を通じてSDGs達成へ貢献したいとする企業が私募債を発行し、同行が受領する社債発行手数料の一部からSDGsの取り組みを行っている団体などへ寄付を行う「ぐんぎんSDGs私募債」の取り扱いを開始。
2019年4月にスタートした新たな「2019年中期経営計画『Innovation 新次元』~価値実現へ向けて~」も、SDGs宣言の考え方をもとに策定されており、計画の達成に向けて取り組み、地域社会の持続的な発展への貢献を目指すとしている。
グリーンボンドの概要
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