紙と生分解プラを複合した、100%生分解素材の使い捨て弁当容器を発売

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ご飯がこびりつきにくい紙製容器
ご飯がこびりつきにくい紙製容器

食品包装資材商社のヨネヤマ(神奈川県川崎市)は2月1日から、弁当惣菜販売業者やカフェ・フードコートなどの事業者を対象に、竹パルプと生分解性フィルムを組み合わせた100%生分解素材の簡易食品容器「BPMシリーズ」を発売する。

「BPMシリーズ」は、海洋プラスチック問題などにより世界的にプラスチック削減の機運が高まっていることを受け開発した、100%生分解素材のワンウェイ紙製食品容器(パルプモールド容器)だ。紙製容器は従来から、環境意識の高いユーザーやイベントを中心にプラスチック製簡易食品容器の代替品として使用されてきたが、食材の水分で容器がふやけたり、ごはんやパスタがこびりついたりするなどの課題があった。BPMシリーズは、内側に植物由来のポリ乳酸(PLA)樹脂フィルムを貼ることでこうした課題を解決した。同社によると、PLAはコンポストまたは土中などの水分と温度が適度な環境下に置くことで生分解されるという。また、パルプの原料には、森林伐採につながらないことなどから環境配慮素材として注目を集める竹(孟宗竹)を使用した。

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