福井県のスキー場、暖冬で経営破綻「雪不足でオープンできない」

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写真はイメージです(© billwarchol / amanaimages PLUS)
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雁が原スキー場(福井県勝山市)を運営する勝山観光施設(同)は2月3日、福井地裁に自己破産を申請した。スキー人口の減少に加え、ここ数年は温暖化や気候変動の影響で営業日数が減少、2016年4月期の営業日は通常の半分程度である36日間に止まっていた。今年に入っても雪不足は続き1月もオープンできず、事業継続を断念した形だ。帝国データバンクなどによると、負債額は2億8000万円になるという。

同スキー場は、1961年に地元経済界の有志が中心となって設立された。標高が低く緩やかなコースが多いファミリースキー場で、同社によると年間入場者数は5~6万人、冬場のシーズン営業日数は60~80日。県内の小学校や中学校が多く利用する地元密着の経営を行っていたという。

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