トヨタ自動車、塗装工程のCO2排出を7%削減 静電気活用の新型機を開発

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塗装機の特徴(出所:トヨタ)
塗装機の特徴(出所:トヨタ)

トヨタ自動車(愛知県豊田市)は3月12日、車体塗装工程で使用しているエアスプレー式の塗装機に代わり、空気を使わず静電気を活用した新型の塗装機「エアレス塗装機」を開発したと発表した。まず高岡工場(同)と堤工場(同)で導入を完了、今後は他工場にも順次展開するとともに、グループ会社をはじめグループ外へも技術提供を検討していく。

エアレス塗装機は、従来60~70%だった塗着効率(噴霧した塗料と実際に塗着する塗料の割合)を、世界最高の95%以上の吸着率となった(2020年3月、トヨタ調べ)。この塗装機の導入により、トヨタグループでは、塗装工程におけるCO2排出量が7%程度削減できる見込みとなる。

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