清水建設、長野で約2MWの木質バイオマス発電を稼働 害虫被害材も活用

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信州ウッドパワーの木質バイオマス発電所(出所:清水建設)
信州ウッドパワーの木質バイオマス発電所(出所:清水建設)

清水建設(東京都中央区)は7月15日、羽毛山工業団地(長野県東御市)に建設した出力1,990kWの木質バイオマス発電所が稼働を開始したと発表した。同日、固定価格買取制度(FIT制度)による売電を開始した。同社とトヨタ ユー・グループ(長野県長野市)の合弁事業会社・信州ウッドパワー(長野県東御市)による発電事業で、間伐材などの未利用木材のほか、現地で問題化しているマツクイムシ被害材などを燃料にする。

同発電所の発電量は年間約1350万kWh、売上高は同5.4億円程度を見込んでいる。燃料となる原木使用量は年間約3万トン。地元の森林施業者、森林組合、山林所有者等からの原木買入額は年間1億5000万円に達する見込みだという。また、発電所の運用とチップ製造のために12人を新規雇用した。

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