東北大、未知の水害の浸水域を推定するアルゴリズムを開発

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分析を行った観測データ(2019年台風19号)と学習データ(2018年西日本豪雨水害)の関係。2018年西日本豪雨の被災地(岡山県倉敷市真備町)の浸水域のデータを機械学習し、2019年台風19号の福島県郡山市の浸水域の推定を行った。(出所:東北大学)
分析を行った観測データ(2019年台風19号)と学習データ(2018年西日本豪雨水害)の関係。2018年西日本豪雨の被災地(岡山県倉敷市真備町)の浸水域のデータを機械学習し、2019年台風19号の福島県郡山市の浸水域の推定を行った。(出所:東北大学)

東北大学は7月16日、人口知能(機械学習)を活用し、過去の水害(2018 年西日本豪雨水害)のデータで学習した浸水域推定のアルゴリズムを別の水害(2019 年台風 19 号)に適用し、その性能を評価・実証することに成功したと発表した。

この研究は、東北大学災害科学国際研究所のErick Mas准教授と越村俊一教授らの研究グループによるもの。過去の水害データを機械学習することで、将来起こる水害の被害把握を迅速かつ高度に推定できることが実証できたとしている。

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