ENEOS、静岡の製油所跡地に「自立型エネ」供給拠点・ネットワーク構築

静岡県とENEOS（東京都千代田区）は7月16日、「静岡市清水区袖師地区を中心とした次世代型エネルギーの推進と地域づくりにかかる基本合意書」を締結したと発表した。ENEOSの所有する清水製油所跡地（清水油槽所内遊休地）を中心に、次世代型エネルギーの供給拠点とネットワークを構築するとともに、魅力的かつ持続可能な地域づくりに貢献することをめざす。

具体的には、清水製油所跡地や静岡市内の一般家庭、ビル、工場などへ設置する太陽光発電を中心とした地産地消による自立型エネルギーの供給体制を整備するとともに、蓄電池などを活用し、地域内のエネルギー需給の安定化・効率化に取り組む。従来の系統由来の電力供給に加え、太陽光発電や蓄電池等の供給手段の多様化により、災害時（停電時）でも一定量の電力供給が可能になる。また、モビリティサービスを含めた新たな付加価値サービスの提供や水素の活用も併せて検討していく。