日立造船、山梨県から水素発生装置を受注 太陽光の余剰電力活用

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水の電気分解の概要(出所:日立造船)
水の電気分解の概要(出所:日立造船)

日立造船は7月17日、山梨県企業局から、固体高分子型水電解大型セルスタック電解槽1基を受注したと発表した。2019年6月に受注した固体高分子型水電解大型スタックの評価設備に追加搭載することで、隣接する太陽光発電設備で発電された電力1.5MWを利用して発生させた水素を供給することができるという。水素処理能力は400Nm3/h。

この装置はNEDOの委託事業として、山梨県企業局が東レ(東京都中央区)、東京電力ホールディングス(東京都千代田区)らと取り組む実証実験に使用される。実証研究では、再生可能エネルギーの導入拡大、CO2フリーの水素エネルギー社会構築に向け、太陽光発電設備に水素発生装置を設置し、季節や時間によって変動する余剰電力を水素エネルギーに変換して貯蔵・利用をめざす。

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