洋上風力発電向け「風況観測システム」、実証でコスト85%減 日本気象協会

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BuoyLidarの外観(出所:日本気象協会)
BuoyLidarの外観(出所:日本気象協会)

日本気象協会(東京都豊島区)は9月15日、山形県酒田沖の実海域で行っていた、低動揺型スパーブイを用いた洋上風況観測システム「BuoyLidar(ブイライダー)」の実証実験を終了したと発表した。

その結果、洋上の観測鉄塔による風況観測と比較して約85%のコスト削減を実現できることが分かったという。通算1年6カ月の実証実験の結果、冬季の強い季節風や夏季の台風に伴う高波や強風などの厳しい海洋環境でも正常に風況観測が可能であることを確認した。洋上風力発電の風車のハブ高さを想定した高度100mでの観測データ取得率は96.1%で「長期間の安定した観測が可能であることを確認した」としている。

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