竹中工務店ら、VOC汚染地盤を温めて分解促進する原位置浄化システム開発

  • 印刷
  • 共有
(出所:竹中工務店)
(出所:竹中工務店)

竹中工務店(大阪府大阪市)と竹中土木(東京都江東区)は10月15日、クロロエチレン類(VOC)に汚染された地盤に対する、原位置浄化システム「温促バイオ(™)」を開発したと発表した。両社は今後、土壌・地下水汚染が原因で土地の有効活用、また土地再生が進んでいない用地などを中心に、同システムの適用を提案し、ユーザーの土地利用をサポートする。

地盤温度は通常約15~17℃だが、「温促バイオ」適用により微生物による分解がもっとも活性化する約25~30℃に加温することで、VOC分解が容易になり、分解速度が向上するという。また、現地分析可能な蛍光トレーサーを用いて加温浄化剤の拡散状況を見える化し、浄化剤が地盤中に均一に行き渡ったかを確認することで、効率よく分解を促進させ、浄化不良や再汚染のリスクを低下させる。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事