東芝グループ 世界初、バイオマス発電所で大規模CO2分離回収実証を開始

東芝エネルギーシステムズ(神奈川県川崎市)は10月31日、グループ会社・シグマパワー有明(神奈川県川崎市)の三川発電所(福岡県大牟田市)で、発電所から排出されるCO2を分離回収する大規模実証設備の運転を開始したと発表した。同社によると、バイオマス発電所から排出されるCO2を分離回収する世界初の大規模BECCS(CO2分離回収貯留技術付きバイオマス発電)対応設備。
同社は2009年9月、パーム椰子殻を主燃料としたバイオマス発電を行う三川発電所内に、1日あたりのCO2回収量が10トン規模のパイロットプラントを建設。以来、CO2分離回収システムの開発、改良、実証を積み重ね、実際の発電所におけるシステム性能の実証とともに、運用性・保守性についても検証を進めてきた。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる