「1000年に一度以下」の異常高温、「15年に一度以下」まで増加 国環研
国立環境研究所地球環境研究センター(茨城県つくば市)は1月14日、観測データと最新の気候モデル実験出力を活用して2020年8月に生じた日本南方沖の観測史上最高海面水温の発生要因を分析した結果を公表した。過去の人間活動に伴う温室効果ガスの増加などにより、異常高温の発生頻度が1000年に一度以下から約15年に一度まですでに増加していることが明らかになったとしている。
またその異常高温状態は、21世紀半ばまでに8月の新たな平年状態(2年に一度以上発生する)となる可能性が高いとして「今後さらに顕在化する人為的気候変動への緩和・適応策の速やかな実施が求められる」と報告した。
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