デンカ、高断熱ボード・成形体を開発 従来耐火材比60%のCO2削減

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(出所:デンカ)
(出所:デンカ)

デンカ(東京都中央区)は3月4日、CO2削減に貢献する高断熱ボード・成形体を開発したと発表した。これまで技術的に困難とされていた1,000℃以上の高温下での良好な断熱性により、従来耐火材と比較して、約60%のCO2削減効果が見込まれるという。2021年度上期から試験販売を開始する。

開発品は、アルミナ、シリカを主成分とする結晶質アルミナ短繊維「デンカアルセン」に、無機材料設計の基盤技術を応用し自社開発した高耐熱・多孔質セラミックス材料:CA6を複合させることで、固体・気体熱伝導を低減。特に1,400℃領域高温下における良好な断熱性能を発揮する構造を実現したという。

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