プラスチックごみの削減とリサイクルの促進を目的とする「プラスチック資源循環促進法」が6月4日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。製品の設計からプラスチック廃棄物の処理までに関わるあらゆる主体におけるプラスチック資源循環等の取組(3R+Renewable)を促進するための措置を講じる。
具体的には、メーカー等が務めるべき環境配慮設計に関する指針を策定し、この指針に適合した製品であることを認定する制度を新設する。小売業者や飲食店などには使い捨てのスプーンやストローなどプラスチック製品の提供の削減を求める。また、家庭から排出されるおもちゃやハンガーなどのプラスチック製品を市町村が分別収集・再商品化する仕組みなども設ける。