旭化成、リチウムイオン二次電池用セパレータの生産能力増強 300億円投資

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ハイポアTM(出所:旭化成)
ハイポアTM(出所:旭化成)

旭化成(東京都千代田区)は3月15日、リチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「ハイポアTM」(湿式膜)の生産能力増強を決定したと発表した。同社の既存工場(宮崎県日向市)敷地内で300億円の設備投資を行い、生産能力を約3.5億m2/年に増強。2023年度上期に商業運転を開始する予定だ。

LIB用セパレータは、LIBの正極・負極間に位置する多孔質膜で、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有するとともに、正極と負極の接触を遮断し、ショートを防止する部材。LIB市場は、電気自動車(EV)などの車載用途を中心に急速に成長している。同社グループは、LIB用セパレータとして「ハイポアTM」と「セルガードTM」を製造し、湿式膜と乾式膜の双方を手がける。

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