サニックス、汚泥からバイオマス燃料製造 23年度事業化へ

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サニックス ひびき工場(出所:サニックス)
サニックス ひびき工場(出所:サニックス)

サニックス(福岡県福岡市)は3月19日、産業廃棄物である有機性廃液の処理施設「ひびき工場」(福岡県北九州市)で、廃液の浄化処理過程で発生する汚泥の燃料化について本格的な実証試験を開始したと発表した。廃液を脱水処理した際に残る汚泥を脱塩・乾燥し、化石燃料に代わる固形燃料を製造する。2023年度の事業開始、年間5,400トンの燃料製造を目指す。

同燃料を石炭代替として使用した場合、同社の試算によるとCO2排出削減量は年間最大11,060トンとなり、一般家庭約6,420世帯分の年間排出量に相当するという。同社は「同事業を通じて、資源循環型社会と脱炭素社会の実現に貢献していく」と述べた。

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