伊藤忠・帝人など、ポリエステル繊維のリサイクル技術をライセンス展開へ

伊藤忠商事（東京都港区）、帝人（大阪府大阪市）、日揮ホールディングス（神奈川県横浜市）は4月21日、廃棄されるポリエステル繊維製品からポリエステルをケミカルリサイクルする技術のライセンス事業に向けた共同協議書を締結したと発表した。同技術の国内外へのライセンス展開や、コスト効率に優れたケミカルリサイクルシステムの構築を共同で検討する。

繊維産業においても、衣料品の大量廃棄問題や製造工程におけるCO2排出量等の環境負荷がクローズアップされるなど、サステナビリティ課題の解決が急務となっている。帝人の持つポリエステルのケミカルリサイクル技術、グローバルにエンジニアリング事業を展開する日揮の知見、伊藤忠商事の持つ繊維業界の幅広いネットワークを活用し、繊維製品の大量廃棄問題に対する解決手段のさらなる拡大を目指す。