太陽光と水でCO2を資源化 世界最高効率の「人工光合成」に成功

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36cm角の人工光合成セル(出所:豊田中央研究所)
36cm角の人工光合成セル(出所:豊田中央研究所)

豊田中央研究所(愛知県長久手市)は4月21日、太陽光のエネルギーを利用し、CO2と水のみから有用な物質(ギ酸)を合成する「人工光合成」を、実用太陽電池サイズ(36cm角)のセルで実現し、このクラスでは世界最高の太陽光変換効率7.2%を達成したと発表した。

太陽エネルギーとCO2を使って化学品を合成する「人工光合成」はCO2を資源化する技術として期待されている。今回、採用した新セル構造は、より大きなサイズにも適用できるという。同研究所では、将来、工場等から排出されるCO2を回収し、この人工光合成にて再び資源するシステムの実現を目指している。

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