清水建設ら、5MW級・超大型陸上風力発電向けの移動型タワークレーン製作へ

清水建設（東京都中央区）は5月7日、5兆円の市場規模が見込まれる陸上風力発電施設建設工事の受注に向け、陸上では最大となる高さ150m・5MW級の超大型施設の建設に対応できる国内最大・最高性能の移動型タワークレーン「S-Movable Towercrane」の設計・製作に着手したと発表した。

100％子会社のエスシー・マシーナリ（神奈川県横浜市）とIHI運搬機械（東京都中央区）と共同で設計・製作を開始した。投資金額は約11億円で、2023年6月の完成を予定。これにより、陸上風力発電施設を短工期で効率的に建設することが可能となる。清水建設は受注競争力を高め、業界トップの受注シェア獲得を目指す。