GMなど、北米でバッテリー廃材100%リサイクルへ 21年後半に開始

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「アルティウム」バッテリーモジュール
(出所:GM)
「アルティウム」バッテリーモジュール (出所:GM)

ゼネラルモーターズ(GM)は5月14日、韓国のLGエナジーソリューションと設立した合弁会社Ultium Cells LLC(アルティウムセルズ/米国・オハイオ州)が、バッテリーセル製造から出るスクラップ材を最大100%リサイクルする契約を、北米最大級のリサイクル会社であるLiCycleと締結したと発表した。

この協業による新しいリサイクルプロセスは、2021年後半に開始する予定。これにより、アルティウムセルズは、コバルト、ニッケル、リチウム、グラファイト、銅、マンガン、アルミニウムなどのバッテリー材料をリサイクルできるようになり、こうした材料の95%は、新バッテリーの生産や関連事業で使用することが可能となる。このリサイクルに用いられる湿式製錬プロセスは、温室効果ガスの排出量を従来のプロセスよりも30%削減するという。

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