住友重機械、嫌気処理後の排水から電力回収 25年の実用化目指す

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(出所:住友重機械工業)
(出所:住友重機械工業)

住友重機械工業(東京都品川区)は5月25日、今まで廃棄されていた嫌気処理後の排水から微生物反応を介さずに直接発電することに、世界で初めて成功したと発表した。2025年の実用化を目指し、装置コストの削減や現場での実証試験を実施する予定。

嫌気性排水処理設備では、有機物の嫌気的な分解によりガス化した成分を有用なバイオガスとして回収してきた。一方、液中に溶け込んだ一部の分解産物は臭気や水質悪化の原因となるので除去が必要で、従来はばっ気などの追加処理によりエネルギーを消費して除去していた。

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