横河電機子会社、100%植物由来の高機能ナノセルロース素材を提供開始

横河電機(東京都武蔵野市)子会社の横河バイオフロンティア(東京都武蔵野市)は6月15日、100%植物由来の素材である硫酸エステル化セルロースナノファイバー「S-CNF(™)」を提供する事業を開始したと発表した。第一段階としてサンプル提供を開始、今後は商用生産にも着手し、化学・素材産業を中心とする顧客向けに提供していく。
セルロースナノファイバーは、植物の主成分であるセルロースを加工した繊維状のバイオマス素材今回同社がサンプル提供を開始したS-CNFは、軽量で強度が高い、熱変形が小さいなどの一般的なセルロースナノファイバーの特徴に加え、ゲル状から乾燥させて粉末状にしても水分を与えることで物理的性質を再現できるという特徴を持つ。ゲル状に比べて体積と重量が100分の1程度になる粉末状にすれば、輸送時や保管時のコストを抑制できる。
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