ダイニチ工業、カセットボンベで走る「熱電発電」の自律ロボット開発

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熱発電システムを用いた自律ロボット(出所:ダイニチ工業)
熱発電システムを用いた自律ロボット(出所:ダイニチ工業)

ダイニチ工業(新潟県新潟市)は7月26日、カセットボンベを燃料とした「熱電発電システムを用いた自律ロボット」を開発し、福島県双葉郡大熊町で実地走行テストを行ったと発表した。1.8kmの道路をおよそ1時間20分かけて自走した。システムの発電量は、可搬型としては日本最高レベルの70Wを達成したという。

東京大学、産業技術総合研究所、KELK(神奈川県平塚市)と共同して研究開発を進めてきたもの。触媒燃焼を用いた高効率熱電発電システムによって発電した電力を用いて自律ロボットを走行させる。ダイニチ工業の調べによると、熱電発電システムを用いて自律ロボットを駆動する技術は日本初。また、リチウムイオンバッテリーを搭載したロボットと比較すると、同じ時間駆動させる場合、必要となるカセットボンベの質量はリチウムイオンバッテリーの2分の1だという。

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